いま外国人労働者を多く抱える滋賀県は、まさに「試される湖国」なのではないか。それは豊かな自然のなか、農業、畜産の県であると同時に全国有数の物づくりの町、滋賀のまさにヒューマニティー、人間性に関わることだ。マザーレイク、琵琶湖を抱いた湖国の県がこの地に住む外国人にとってマザーランド、故国の県になれるかどうか。そのことを問われているのではないか
宝塚時代の安蘭さんは出自のことで家族まで巻き込んだ心ない中傷がネット上で大暴れして、ファンとして不愉快な思いをしてきました。でも、記事を読んで祖国に誇りに思う安蘭さんをファンとしても、誇りに思いました。東京公演の千秋楽のショーにも宝塚の正装、緑の袴の「ひこにゃん」(編集部注・マスコット人形の髪飾り)が登場して、これは下級生の手作りだったそうですが、安蘭さんが滋賀を祖国と同じように大事にしていることを星組生のみなさんが熟知していたからこそだ、とうれしく思ったものです